スイス最古の時計メーカーヴァシュロン・コンスタンタン(Vacheron Constantin)が、
創業270周年を記念して7年の歳月をかけて完成させた前代未聞の機械式時計
「ラ・ケットゥ・デュ・タン(La Quête du Temps)」を発表しました。
この作品は、「時間」「宇宙」「人間の創造性」をテーマにした芸術的な天文時計であり、
もはや「時計」という枠を超えた美術工芸の極致。
その完成度は、ルーヴル美術館での展示が決定するほどです✨

🕰️ 7年かけて生み出された“究極の時計”
「ラ・ケットゥ・デュ・タン」は、ヴァシュロン・コンスタンタンの時計職人・エンジニア・アーティストが
7年間にわたり共同制作した機械式時計。
その全長は107cmに達し、
- 大きな台座
- 中央の時計ユニット
- 上部にそびえる天文ドーム
という3層構造で構成されています。
内部には6,293個の機械部品が組み込まれ、
「時」「分」「日付」「月」「曜日」を正確に示すほか、
天文現象や太陽の運行までも再現します🌞🌙

「ラ・ケットゥ・デュ・タン」は大きな台座と中央の時計部分、そして上部のドームからなる全長107cmの機械式時計です。

内部には複雑な部品が詰め込まれており、機械式部品の総数はなんと6293個。

時間だけではなく月

🌌 「ジュネーブの空」を再現した天文ドーム
最上部の直径40cmを超えるガラスドームには、
「ヴァシュロン・コンスタンタン創業日のジュネーブの夜空」が描かれています。
この天文図はジュネーブ天文台との共同研究により再現され、
まるで宇宙を閉じ込めたかのような美しさ。
さらに、太陽のレリーフや惑星を象徴する宝石も配置され、
ラピスラズリとマザーオブパールが織りなす幻想的な世界観を演出しています💎

⚙️ 計時機構の中に“命を吹き込む”オートマトン
従来の時計では装飾的な要素にすぎなかったオートマトン(自動機構)が、
「ラ・ケットゥ・デュ・タン」では時計の心臓部そのものとして機構に組み込まれています。
中央のオートマトンは星空を見上げ、指先で時刻を指し示すという詩的な動作を行います。
その動きを制御するために使われるカムの数は158個、
取りうるポジションはなんと144通り。
まるで人間のように「呼吸する時計」と呼べるほどの精密さです。

🔔 音楽とともに“時”を奏でるアート
台座に組み込まれたチャイムは、
フランスのアーティスト**ヨアン・ルモワンヌ(Woodkid)**氏によるオリジナル曲を演奏。
機械仕掛けの歯車が動き、時間を刻むたびに、
まるで時計そのものが生命を持って音楽を奏でているような体験を提供します🎵

🛠️ 職人技が生んだ芸術作品
「ラ・ケットゥ・デュ・タン」は、技術と芸術の融合の象徴でもあります。
- 彫刻師による繊細なレリーフ
- 宝石職人による星座のようなセッティング
- 台座を飾るラピスラズリと貴石の装飾
これらすべてが手作業で行われ、工芸美と精密技術の結晶として完成しました。
ヴァシュロン・コンスタンタンのデザイナーたちは、
「技術的には複雑でありながら、美的には明快であること」を目指したと語っています。

🖼️ ルーヴル美術館に展示される“時の芸術”
「ラ・ケットゥ・デュ・タン」は2025年9月17日〜11月12日まで、
**ルーヴル美術館(フランス・パリ)**で開催中の特別展で展示されています。
同展は、時計史の名品を集めた企画展であり、
ヴァシュロン・コンスタンタンとルーヴルが築いた長年のパートナーシップの象徴とも言えるイベントです。
この作品は、機械式時計の頂点であると同時に、
「人間が“時間”という概念に挑み続けた証」でもあります⏳
📹 関連動画(YouTube公式)
- A Masterpiece Beyond Watchmaking – La Quête du Temps
- Modelling Eternity – 設計編
- Where Time Springs to Life – オートマトン編
- La Quête du Temps: A Monument to Horological Artistry

📚 参考リンク


