⚠️ 朝鮮中央通信(KCNA)は8月23日、韓国軍が19日に南北軍事境界線(DMZ)付近で警告射撃を行ったと発表し、これを「意図的な挑発行為」と非難しました。

北朝鮮側の主張と警告 🚧
北朝鮮は発表の中で、韓国軍による境界線地帯での警告放送が増加していると強調。
さらに、昨年以降に北朝鮮が進めている 境界線への壁建設や道路・鉄道の爆破 をめぐり、
「この事業に対する妨害には相応の対抗措置を取る」
と強い姿勢を示しました。KCNAはまた、警告を無視した場合には「重大な結果について責任を負わない」と警告しました。
韓国軍の説明 🇰🇷
一方、韓国合同参謀本部によると、19日午後3時頃、DMZ付近で活動していた北朝鮮兵士の一部が一時的に境界線を越えたため、韓国軍が警告射撃を実施。その後、北朝鮮兵士は北側へ後退したと発表しています。
韓国の李在明政権は北朝鮮との関係改善を模索しており、李大統領は直前に「境界線沿いでの一部軍事活動を停止する」と発言していました。しかし、今回の事件はその流れに影を落とす形となっています。
米韓合同演習への反発 🇺🇸🇰🇷
北朝鮮はさらに、現在行われている米韓合同軍事演習について、
「極めて挑発的で、実際の戦争に備える訓練だ」
と強く批判しました。
これに対し米国と韓国は、演習はあくまで 防衛目的 であると反論しています。
背景にあるもの 🕊️
北朝鮮はここ1年で、
- DMZに壁を建設
- 南北をつなぐ道路・鉄道を爆破
といった行動を取り、事実上の分断強化を進めています。
韓国側は対話の余地を残そうとしているものの、北朝鮮は強硬な姿勢を崩しておらず、軍事的緊張は一段と高まる状況となっています。
まとめ ✨
- 北朝鮮:韓国軍の警告射撃を「挑発」と非難
- 韓国:北朝鮮兵士が境界を越えたため警告射撃を実施と説明
- 北朝鮮は「壁建設の妨害には対抗措置」と強硬姿勢
- 米韓合同軍事演習を北朝鮮が再び批判
- 李在明政権の関係改善路線は難航の兆し
🌏 南北関係は依然として不安定で、今後の米韓関係や東アジアの安全保障に大きな影響を与える可能性があります。
