中国・華南農業大学の研究チームが、暗闇で光を放つ多肉植物の開発に成功しました。
この植物は太陽光やLEDライトで光を蓄え、暗い場所で最長2時間も輝き続けることが可能です。しかもコストは1株あたり約200円程度と、とてもリーズナブル。

光る仕組みは「蓄光蛍光体粒子」 💡
研究チームは、多肉植物に蓄光蛍光体粒子を注入することで、暗闇でも光る仕組みを作り出しました。
- 粒子の大きさは 約7マイクロメートル
- 小さすぎると光が弱くなるため、このサイズが最適
- 植物の組織内に均等に広がり、安定した発光が可能
実験では、チンゲン菜などの他の植物も試しましたが、十分な発光に成功したのは多肉植物のみでした。

実際の光り方 🌈
📷 研究チームが撮影した写真を見ると、まるで小さなランプのように光っています。
- 作業時間は1株あたり わずか10分程度
- 材料費は 10元(約200円)
- LEDライトを数分間当てるだけで再チャージが可能
処理から10日経過しても、蓄光能力が衰えないことも確認されています。

カラーバリエーションも豊富 🎨
注入する粒子の種類を変えることで、発光色を自由にコントロール可能。
- 赤、青、黄、緑 といったカラフルな光を再現
- 1株の異なる部位ごとに 複数色で光らせる ことも可能
植物が「天然のイルミネーション」として活用できる未来が見えてきます。

実用化の可能性 🏙️🏠
研究チームは、この技術を次のような場面に応用できると考えています。
- 街路樹や公園の照明 🌳
- 室内インテリアや装飾 🪴
- 環境に優しい自然光ランプ
電力を使わずに明かりを灯せる植物は、エコロジーな観点からも注目されそうです。

研究チームは開発した技術を街路樹や室内装飾などに応用するべく研究を続ける姿勢を示しています。
まとめ 📌
- 中国の科学者が 光る多肉植物を開発
- 発光時間は最長2時間、コストは200円程度
- LEDライトで簡単に再チャージ可能
- 発光色は赤・青・黄・緑など自在に選べる
- インテリアから街路樹まで幅広い応用が期待
💡 未来の街並みでは、電気を使わずに光る植物が街を照らす日が来るかもしれません。
