🥤トランプ大統領、「アメリカのコーラも“本物の砂糖”で作れ」と要望 メキシカンコーラとの味の違いが注目集める

🥤トランプ大統領、「アメリカのコーラも“本物の砂糖”で作れ」と要望 メキシカンコーラとの味の違いが注目集める #news
2025年7月17日、ドナルド・トランプ大統領が自身のSNS「Truth Social」にて、アメリカで販売されているコカ・コーラに「本物の砂糖(REAL Cane Sugar)」を使うべきだと投稿し、大きな話題を呼んでいます。

2025年7月17日、ドナルド・トランプ大統領が自身のSNS「Truth Social」にて、アメリカで販売されているコカ・コーラに「本物の砂糖(REAL Cane Sugar)」を使うべきだと投稿し、大きな話題を呼んでいます。

投稿では、「コカ・コーラ社と交渉の末、ついに“サトウキビ由来の砂糖”を使用することで合意に至った」と述べられ、まるで国家的な成果のように宣言されました。

🍬アメリカのコーラは「コーンシロップ」、メキシコ版は「本物の砂糖」

現在、アメリカ国内で販売されているほとんどのコカ・コーラは、甘味料として**高果糖コーンシロップ(HFCS)**を使用しています。
これはトウモロコシ由来の甘味料で、コスト削減と安定供給のため1970年代以降広く使われるようになりました。

一方、メキシコのコカ・コーラ(通称:メキシカンコーラ)は、**サトウキビ由来の砂糖(ケーンシュガー)**を使用しているため、
「自然な甘みでおいしい」「後味がすっきりしている」と、熱狂的なファンも多く、アメリカ国内でも一部量販店や輸入品専門店で販売されています。

🗣️トランプ大統領、「Make America Healthy Again」と主張

トランプ大統領は今回の発言を「MAHA(Make America Healthy Again)運動の一環」と表現。
食の健全化やアメリカ国民の健康を意識した政策の一つとして、砂糖の見直しを求める姿勢を見せています。

Fox Newsもこの動きを歓迎し、「乾杯!本物の砂糖への切り替えで、トランプ大統領のMAHA運動が新たな勝利を手にした」と報道。
SNSでは「レトロな味に戻るなら歓迎」「トランプが味覚も守った」などの反応が見られました。

コカ・コーラは2025年7月16日に「トランプ大統領が当社の象徴的なコカ・コーラブランドに関心を寄せていただき、誠に光栄です。コカ・コーラ製品ラインにおける革新的な新製品の詳細を近日中に発表します」という声明を発表しています。

🧪ただしHFCSは“危険”ではない? コカ・コーラ社の反論

トランプ氏の投稿とFox Newsの報道が拡散された一方で、コカ・コーラ社はこの議論に対して冷静な立場を示しています。

コカ・コーラは公式声明で以下のように述べています:

「HFCS(高果糖コーンシロップ)は、ただのトウモロコシ由来の甘味料です。
カロリーもテーブルシュガーとほぼ同等で、体内での代謝も似ています。
アメリカ医師会も『他の甘味料と比べて健康リスクが高いという科学的根拠はない』と明言しています。」

Fox NewsがHFCSを「人工フレーバー」と表現したことに対しても反発しており、誤解を招く表現だとして訂正を求めています。

🇲🇽なぜメキシカンコーラは人気なのか? 味の違いと“ノスタルジー”

メキシカンコーラは、味だけでなく「ガラス瓶での提供」や「昔ながらのレシピ」といったノスタルジー要素があり、アメリカ国内でもファンが拡大中です。

特に健康志向やオーガニックブームが進む昨今、「HFCS不使用」や「本物の原料」へのニーズが高まっており、
今回のトランプ発言は、そうした消費者意識の変化をうまく捉えたものともいえるでしょう。

🧂甘味料論争は“政治と味覚”の新たな交差点に?

食品業界では「人工甘味料」や「加工原料」を巡る議論が続いていますが、今回はその焦点が国民的飲料コカ・コーラに向けられました。

果たしてアメリカ版コーラは、メキシカンコーラに近づく“味の転換”を迎えるのか?
それとも、これはトランプ流の政治的アピールに過ぎないのか?

いずれにせよ、砂糖 vs HFCSという甘味料戦争は、味覚を超えて政治・健康・企業戦略までも巻き込むテーマになりつつあります。

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