Valveが公式に説明した背景とアダルトゲーム規制との関係
Steamで「PayPalが使えない」問題が発生
PCゲーム販売プラットフォーム Steam で、2025年7月頃から一部の国で PayPalによる支払いが利用できなくなる 事態が報告されました。
「アカウントの問題?」「PayPal側の制限?」といった憶測が飛び交いましたが、運営元の Valve がその理由を公式に説明しています。

Valveの公式説明:「アクワイアリング銀行の停止」🏦
ValveはSteamサポートページにて次のように発表しました。
「2025年7月初旬、PayPalはValveに対して、特定通貨での決済取引を担当するアクワイアリング銀行がSteam関連取引の処理を即時停止すると通知しました」
つまり、PayPal自体が禁止したわけではなく、決済処理を担う銀行(アクワイアラー)がSteamとの取引を停止したために発生した問題 だということです。
影響を受ける通貨と利用可能な通貨 💱
今回の影響で、ユーロ・カナダドル・スターリングポンド・日本円・オーストラリアドル・米ドル 以外の通貨ではPayPalが利用できなくなっています。
Valveは今後も「これら主要通貨以外でもPayPalを使えるようにしたい」としていますが、再開の時期は未定。また、影響を受けた地域ユーザー向けに 代替決済手段の追加 も検討中です。

背景に「アダルトゲーム規制」と決済業者の圧力?🔞
実はこの「PayPal問題」の直前、Steamは大量のアダルトゲームを削除しています。
2025年7月16日、Valveは Steamworksの規約を更新 し、以下を「公開不可コンテンツ」と明記しました。
- 決済サービス業者やカードネットワークの基準に違反する可能性のあるコンテンツ
- 特定の種類の成人指定(アダルトオンリー)ゲーム
その結果、Steam上からアダルトゲームが大量に削除され、反ポルノ団体「Collective Shout」は「決済プラットフォームへの働きかけにより勝利した」と声明を出しています。
Valveによると、Mastercardなどカード会社が直接制限を要求したわけではなく、間に入る決済代行業者からの圧力 があったとのことです。
この流れと同時期に、PayPalの一部通貨利用停止も起きていることから、両者には少なからず関連性があると見られています。

ゲーマーからの反応🔥
Steamのアダルトゲーム削除やPayPal利用不可のニュースは、日本のX(旧Twitter)でも「ゲーマー激怒」がトレンド入りするなど、大きな議論を呼びました。
- 「また規制かよ」
- 「決済業者がゲームの自由を潰してる」
- 「PayPalが使えないのは不便すぎる」
といった声が目立ち、特にインディーゲーム支持者やアダルトゲームユーザーからの反発が強まっています。

今後の展開はどうなる?🔮
Valveは「可能な限り早くPayPalを再導入したい」としていますが、決済業者との調整が必要で、短期的には解決が難しい状況 と見られます。
一方で、Steamは代替手段として 地域ごとの新しい支払い方法の導入 を進めており、ユーザーがゲーム購入できない状況を避ける姿勢を示しています。

まとめ ✨
- Steamでは一部通貨で PayPalが利用できなくなった
- 理由は「PayPalのアクワイアリング銀行がSteam取引を停止」したため
- 背景には アダルトゲーム規制と決済代行業者の圧力 がある可能性
- 現在、利用できる通貨は「米ドル・ユーロ・日本円など主要6通貨」に限定
- Valveは 代替決済方法の導入を検討中
今回の件は「ゲームプラットフォームの自由」と「決済業者の影響力」が衝突した例ともいえます。
今後、ゲーマーにとって支払い手段がどう改善されるのか、注目が集まります。🎮💳