🎥Twitchが配信アーカイブの保存を「100時間まで」に制限へ──配信者やRTA界隈に激震

🎥Twitchが配信アーカイブの保存を「100時間まで」に制限へ──配信者やRTA界隈に激震 #news
Amazon傘下のライブ配信プラットフォーム「Twitch」は、2025年4月19日よりダイジェストおよびアップロード動画の合計保存時間を「100時間まで」に制限する新方針を発表しました。

Amazon傘下のライブ配信プラットフォーム「Twitch」は、2025年4月19日よりダイジェストおよびアップロード動画の合計保存時間を「100時間まで」に制限する新方針を発表しました。これまで永久保存できた配信アーカイブの取り扱いが大きく変更されることに、世界中の配信者やSpeedrun(RTA)コミュニティなどから懸念の声が上がっています。

🧾Twitchの新ルール:何が変わるのか?

🔹対象となるのは「ダイジェスト」と「アップロード」

Twitchの発表によれば、今回の変更は過去配信(VOD)やクリップには影響しません。対象となるのは以下の2つです。

  • ダイジェスト(Highlights):配信の一部を保存する機能
  • アップロード(Uploads):外部動画をTwitchにアップする機能

これらの合計保存時間が100時間を超えると、視聴回数の少ない動画から自動削除されるようになります。

なお、「合計100時間まで」の制限は、あくまでダイジェストとアップロードにのみ課される制限で、過去の配信やクリップには適用されません。2025年4月19日以降もダイジェストとアップロードの合計が100時間を超えたままの場合、視聴回数が最も少ないダイジェストから順に、上限を下回るまでダイジェストおよびアップロードが自動で削除される可能性があるとのこと。そのため、Twitchは「保存したいダイジェストとアップロードは削除される前にダウンロードあるいはエクスポートしてください」と推奨しています。配信者がダイジェスト機能を活用している場合、チャンネルページの「ビデオ」→「フィルタ」→「ダイジェスト」の順にクリックすることで動画を確認可能です。なお、アップロード機能はほとんど利用されていません。

🧠なぜ「100時間制限」を導入するのか?Twitchの公式見解

Twitchによると、この変更の背景には保存コストの最適化リソースの集中があるといいます。

「ダイジェストはもともと、ベストシーンを切り抜いて新規視聴者にアピールするための機能でしたが、現在では視聴率も低く、クリップやタグ機能、ディスカバリーフィードと比較してエンゲージメントへの寄与が少ない」

さらに、全配信者のうち0.5%未満しかこの上限を超えておらず、これらのコンテンツは全体視聴時間の0.1%以下しか占めていないとのこと。

そのため、より多くのリソースを有効活用し、発見性やエンゲージメントの高い機能(例:クリップ、フィード)に投資を集中したいというのがTwitch側の意図です。

🗂配信者への影響と注意点:削除前にバックアップを!

上限を超えた場合、古い順・視聴数の少ない動画から自動削除されます。したがって、以下のような対応が強く推奨されます。

  • 🔽 ダウンロードしてローカルに保存
  • 🔁 YouTubeなどへエクスポート

とくに、貴重な記録映像・イベントアーカイブ・RTA走者の歴代プレイなどは失われる恐れがあるため注意が必要です。

📍保存状況の確認方法

  1. Twitchのチャンネルページにアクセス
  2. 「ビデオ」→「フィルター」→「ダイジェスト」を選択

⚠️RTA界隈から悲鳴「歴史が消えてしまう」

この制限について、とくに大きな衝撃を受けているのがSpeedrun(RTA)コミュニティです。RTAの記録動画はTwitchの「ダイジェスト」機能を通じて保存・共有されてきましたが、それらの多くが自動削除の対象となる可能性があるためです。

SNS上では次のような指摘も。

「世界記録だけでなく、すでに活動していないプレイヤー、亡くなった走者の記録までが削除される恐れがある。これはRTAの歴史にとって深刻な損失です」

このように、単なる保存容量の制限というだけでなく、文化的・歴史的資産の喪失に直結する点が、批判の声につながっています。


🇯🇵日本の配信者からも困惑と落胆の声

日本国内でもTwitchを使った配信者は多く、SNSでは「え?これ終わった?」「大事な動画どうしよう…」といった声が相次いでいます。

特に日本ではRTAやeスポーツ、Vtuberなどの文化が盛んで、過去配信の保存価値も高いため、今回の変更は国内ユーザーにも大きな影響を与えそうです。


💬Twitchの未来と配信者への課題

Twitchは今回の制限により、今後も一部機能に集中投資する方針を示しました。具体的には:

  • 📌 クリップ機能の強化
  • 📌 ディスカバリーフィードの改善
  • 📌 軽量化とコスト最適化

一方で、アーカイブの長期保存を重視する配信者にとっては、「YouTubeなどとの併用」「外部保存ツールの活用」といった新たな対策が必要となる時代に入ったとも言えます。


✅まとめ:Twitch新方針の要点と対策

  • 🔸 2025年4月19日以降、ダイジェスト+アップロードは合計100時間までに制限
  • 🔸 VOD・クリップは対象外
  • 🔸 上限超過時は古い動画から自動削除
  • 🔸 RTA・イベント記録などは事前にダウンロード or エクスポートを推奨
  • 🔸 コミュニティからは保存機能の縮小に対する不安の声も多数

💡今後もTwitchを安全かつ効果的に使うためには、動画の価値を見極め、必要なものは適切に保存しておくことが重要です。Twitchの成長とともに変化する配信環境に、私たちも柔軟に対応していく必要があるかもしれません。

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