北米で相次ぐ「ゾンビリス」の目撃報告 不気味な突起物の正体とは?

北米で相次ぐ「ゾンビリス」の目撃報告 不気味な突起物の正体とは? #news
🐿️ アメリカやカナダで、不気味な突起物やただれのあるリスが目撃され「ゾンビリス」と呼ばれる現象が話題になっています。

🐿️ アメリカやカナダで、不気味な突起物やただれのあるリスが目撃され「ゾンビリス」と呼ばれる現象が話題になっています。
SNSではそのグロテスクな外見が拡散され、不安の声と同時に「まるでホラー映画」などのコメントも飛び交っています。

顔面が「異様な突起」に覆われたリス...「触手の生えたウサギ」に続いて衝撃写真が続々、正体は?

SNSで拡散する「不気味なリス」📸

ここ数年、体に腫瘍やただれを持つリスの姿はたびたびSNSに投稿され注目されてきました。最近では、顔から角のような突起物が生えたように見えるリスや、皮膚に異様な模様が浮かび上がったリスの写真が広まり、ネットでは「新たな悪夢」「ゾンビ化した動物」といった声もあがっています。

専門家によれば、こうした写真や動画は SNSによって拡散される過程で不安や恐怖を煽りやすい 側面があるとのこと。バージニア工科大学の野生生物科学のジェームズ・パークハースト准教授は、

「実態以上に注目を集めるのは、感染した動物の外見的なグロテスクさと、SNSで拡散されやすい性質によるものです」

と解説しています。

感染症が原因か? 🦠

この「ゾンビリス」の症状については、いくつかの感染症が疑われています。

  • 🟠 リス痘(Squirrel Pox)
     主にイギリスのアカリスで見られるウイルス感染症。皮膚に病変を引き起こす。
  • 🟠 リス線維腫症(Squirrel Fibromatosis)
     アメリカやカナダで報告されることがあり、ウイルス性の腫瘍を体に作り出す。通常は少数のリスにとどまるが、1990年代後半には100匹以上が感染した大規模流行も記録されています。

パークハースト氏によると、この線維腫症は 春の終わりから夏にかけて発生しやすく、蚊などの吸血昆虫が媒介する可能性が高い とのこと。ハエやダニ、さらにはリス同士の接触でも広がる可能性があります。


人間へのリスクは? 🤔

ここで気になるのは「人間に感染するのか」という点です。

  • ✅ これまでに人間への感染例は確認されていない
  • ✅ 年間の発症件数は少なく、リスと直接触れ合う人はごくわずか
  • ✅ 専門家は「人間にとって深刻な脅威ではない」と見解

ただし、不安視する声が広がるのは事実であり、民家の庭や公園などで突起のあるリスが目撃された例も報告されています。Redditに投稿されたあるユーザーは、

「最初はリスが何か食べていると思ったが、よく見たら顔に突起物があった」

と証言しています。


専門家のアドバイス ⚠️

パークハースト氏を含む研究者たちは、次のように注意を呼びかけています。

  • 🛑 感染が疑われるリスには 絶対に触らないこと
  • 🛑 捕まえたりせず、そっとしておくのが望ましい
  • 🛑 発見した場合は地元の野生動物管理局などに連絡するのが適切

つまり、好奇心から近づいたり触れたりするのは危険です。


まとめ ✨

  • 北米で「ゾンビリス」と呼ばれる不気味なリスが相次いで目撃
  • 主な原因は リス痘 または リス線維腫症 の可能性が高い
  • 感染経路は蚊などの吸血昆虫や接触によるもの
  • 人間に感染した例はなく、深刻な脅威ではない
  • 発見しても 触らず、距離を保つことが重要

🐿️ SNS時代ならではの「拡散現象」とも言えるゾンビリスの話題。科学的な背景を理解した上で、冷静に受け止めることが大切です。

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