💵「100万ドルの箱」には実は155万ドル超?貨幣博物館の展示にソフトウェアエンジニアが物申す

💵「100万ドルの箱」には実は155万ドル超?貨幣博物館の展示にソフトウェアエンジニアが物申す #news
「1ドル札を100万枚詰め込んだ立方体」が展示されています。展示には、「100万ドルとはどんなものか、目の前で確認できます!」との説明文が添えられ、観光客の人気スポットにもなっています。

🏛「100万ドルの現金が詰まった箱」の真偽を検証

アメリカ・シカゴにある**連邦準備銀行の貨幣博物館(Money Museum at the Federal Reserve Bank of Chicago)**では、「1ドル札を100万枚詰め込んだ立方体」が展示されています。展示には、「100万ドルとはどんなものか、目の前で確認できます!」との説明文が添えられ、観光客の人気スポットにもなっています。

しかしこの展示に対し、ソフトウェアエンジニアのカルバン・リャン(Calvin Liang)氏が驚きの指摘をしました。
→「本当に100万ドルなのか?実は55万ドル分多い可能性がある」。

👨‍💻 数えるためのツールを自作して徹底検証

リャン氏は「1枚ずつ指で数えることは不可能」だと判断し、自ら画像上で束数を数えるツールを開発。ドットをクリックで配置して数を集計する方式で、精密なカウントに挑戦しました。

その結果、以下の計算が導き出されました:

  • 100ドルの束が、102個 × 8列 × 19段
  • 総額:1,554,000ドル(155万400ドル)

✅ つまり、本来の表示額である100万ドルよりも55万400ドル分多いという驚きの結果となったのです。

🧠 「わざと?」リャン氏が提示した考察

この結果についてリャン氏は冗談交じりにこう指摘:

「インフレ率を2%とすれば、2047年にはこの展示の価値がちょうど現在の100万ドル分になる。これは長期的なインフレヘッジかもしれない」

とはいえ、リャン氏も冷静に次の可能性を提示しています:

  • キューブの外側の層だけが本物の1ドル札で、内部は新聞紙などのダミーかもしれない
  • それでも外層だけで53万400ドル分 → 内部に残りの約47万ドルを詰めれば、100万ドルの表示は成立する

🧾 そもそもなぜ「100万ドルの現金」を展示?

この展示の目的は、「現金で100万ドルとはどれほどの量か」を視覚的に体験してもらうため
現代の社会では、数字としての「100万ドル」は頻繁に目にしますが、実際に現金で見たことがある人はほとんどいません。

  • 1ドル札:100万枚=約1トン弱の重量
  • 物理的に積み上げると約1立方メートル(1m × 1m × 1m)

それをリアルな形で表現するという趣旨で、教育的にも人気の展示物となっています。

🤔 問題提起としての意義

リャン氏は「自分で数えるまで信じるな」という姿勢の重要性を強調しています。

「誰でも『100万ドル分の現金』と書かれていればそれを鵜呑みにしてしまう。だが、実際に数えてみれば、予想外の発見があることもある」

✔️ 情報の検証とデータへの信頼性、“信じる前に調べる”という科学的態度の大切さが示されています。

💬 展示の意義と今後の反応に注目

今回の指摘によって、「100万ドルの箱」が本当に155万ドル詰まっているのか、それとも外見だけのトリックなのか、博物館側の今後の反応が注目されます。

  • 今後、博物館が公式コメントや訂正表示を出すか
  • 他の「視覚的な資産展示」も検証の対象になるかもしれない

📝 まとめ:展示の“中身”を見る力を鍛えよう

このケースは、単なるネタ話にとどまりません。「公共の展示」や「表示金額」に対しても、裏側にある事実やロジックを検証する姿勢が求められる時代であることを象徴しています。

また、ソフトウェアと論理的思考を用いて現実を検証する手法は、これからのリテラシー教育にも大きなヒントを与えてくれます。

📌 目に見える価値と、数字の本質を見抜く目を鍛える時代へ。

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