2025年8月以降、多くのYouTuberが「動画の視聴回数が激減している」と報告しています。未成年者向けの視聴制限が原因ではないかと推測されていましたが、Googleの最新発表により、広告ブロッカーが視聴回数の正確性に影響を与えている可能性 が浮上しました。
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👀 視聴回数が突然半減、原因は「PC視聴」?
人気YouTuberの ジョシュ・ストライフ・ヘイズ氏 は、自身のアナリティクスを比較したところ、テレビ・スマホ・タブレットでの視聴数は変わらないのに対し、PCからの視聴回数だけがほぼ半減 していることを発見しました。
同じ現象はテクノロジーチャンネル 「Tech Linked」 でも確認されており、運営元の Linus Tech Tips は次のように指摘しています。
「視聴回数は減っているが、広告収入は減っていない」
これはつまり、広告ブロッカーを使用しているユーザーの視聴がカウントされていない ことを示唆しています。

🛡️ YouTubeの公式見解
YouTubeは2025年9月15日に「視聴回数と制限モードに関する最新情報」を発表。その中で以下のように説明しました。
「広告ブロッカーやその他の拡張機能は、報告される視聴回数の精度に影響を与える可能性があります。広告ブロッカー利用率が高いチャンネルでは、ツールの更新に伴いトラフィックが大きく変動することがあります」
つまり、視聴回数の減少は アルゴリズムや不具合ではなく、広告ブロッカー利用者のカウント除外が原因 である可能性が濃厚ということです。

🚫 制限モードの影響ではない
一部では「不適切なコンテンツを除外する制限モード が原因では?」と噂されていました。
しかしGoogleはこれを否定。
- 制限モードは総視聴回数のごく一部にしか影響しない
- 利用者数も増えていない
- よって視聴回数の激減とは無関係
と説明しました。

YouTube運営チームは「YouTubeの視聴回数と制限モードに関する最新情報」と題して、視聴回数の減少について2025年9月15日に言及。この中で、「広告ブロッカーやその他の拡張機能は、報告される視聴回数の精度に影響を与える可能性があります。視聴者にこれらのツールを使用するユーザーの割合が高いチャンネルでは、これらのツールの更新に関連するトラフィックの変動がより大きくなる可能性があります」と述べています。

📌 まとめ
- 2025年8月以降、多くのクリエイターが視聴回数の減少を報告
- PCからの視聴回数が特に減っており、広告ブロッカー利用が要因とみられる
- YouTube公式も「広告ブロッカーが視聴回数精度に影響する可能性」を認めた
- 制限モードは今回の件とは無関係
今回の発表で「広告ブロッカーの影響」という新たな事実が明らかになりました。
今後、YouTubeがどのように視聴回数のカウント方法を調整していくのか、クリエイター・視聴者双方にとって注目すべきポイントになりそうです。

