今や生活の必需品となったスマートフォン。リビングやオフィスだけでなく、電車の中、さらにはトイレでも触っている人が多いのではないでしょうか。
その結果、スマホの表面には数百種類もの細菌やウイルスが付着している ことがわかっています。
オーストラリア・セントラルクイーンズランド大学のミーナ・ジャー博士は「スマートフォンを傷つけずに清潔に保つ方法」について解説しました。

🦠 スマホはこんなに汚れている!
- 綿棒で表面を拭き取ると 数百種類の微生物 が検出
- トイレで触ったスマホをそのまま口元に…という人も少なくない
- 食事中や他人に手渡すことで 感染リスク が広がる可能性
👉 手は頻繁に洗っても、スマホ自体を掃除していない人が大半です。

❌ やってはいけないNG掃除法
ほとんどのスマホには「はつ油層」という特殊コーティングがあり、これを傷つけると 画面が汚れやすくなる・操作感が悪くなる などのトラブルにつながります。
以下のような方法はNGです。
- 強い化学薬品(アルコール濃度の高い溶剤、アセトン、アンモニア)
- 酢(酸性が強く、金属やプラスチックを腐食)
- 漂白剤や過酸化水素水(素材にダメージ)
- 一般的なアルコール除菌シートの過度使用(プラスチックが脆くなる)
- ペーパータオルやティッシュ(画面に細かい傷がつく)

✅ 正しいスマホ掃除の方法
Apple・Samsungなど大手メーカーも推奨している方法は以下の通りです。
- ケーブルやケースを外す
→ 電源やポートに液体が入るリスクを避ける。 - 70%イソプロピルアルコール入りワイプ、または軽く湿らせたマイクロファイバークロス を使用
→ 強すぎない消毒効果で安心。 - スピーカーや充電ポートなどの細かい部分は ナイロンや柔らかいブラシ(馬毛・山羊毛など) で優しく。
- 直接液体を吹きかけない
→ 内部に浸透してショートや腐食の原因に。 - 防水スマホでも水に浸けない
→ ゴムや接着部分の劣化を招く恐れ。

📅 掃除の頻度は?
- 基本は 週に1回程度 で十分
- 公共交通機関・ジム・病院・トイレなど 細菌リスクの高い場所に持ち込んだ場合は、使用後すぐに掃除 がおすすめ

📝 まとめ
- スマホは日常的に 細菌の温床 になっている
- 強い薬品やティッシュはNG! 専用クロス+70%アルコール がベスト
- 頻度は 週1回、外出先での使用が多い場合はさらに増やすと安心
📌 手を洗うのと同じように、スマホの掃除を習慣化することが健康リスクの軽減につながります。

