盗まれたiPhoneが闇市場でどのように売られているのか?中国・深圳のルートを追う🔍

盗まれたiPhoneが闇市場でどのように売られているのか?中国・深圳のルートを追う🔍 #ニュース・社会・コラム
スマートフォンの高価格化に伴い、盗難被害も増加しています。特にiPhoneはハイエンドモデルが多く、転売目的の盗難が後を絶ちません。

スマートフォンの高価格化に伴い、盗難被害も増加しています。特にiPhoneはハイエンドモデルが多く、転売目的の盗難が後を絶ちません。では、盗まれたiPhoneはどのようにして闇市場に流れ、最終的に中国にたどり着くのでしょうか?📦🕵️

📖 参考記事:
🔗 Inside China’s ‘stolen iPhone building’ – Financial Times
🔗 How Stolen iPhones Travel – MacRumors

🌐 スマートフォン盗難のグローバルルート

ロンドンで盗難に遭ったあるiPhoneユーザーは、位置情報追跡で自分の端末が香港、そして深圳へと移動したことを確認しました。これは、欧米で盗まれたスマホがアジアに流入するルートの存在を示しています🚢。

  • 出発点: 欧米の都市でひったくりや置き引き
  • 中継地: 香港(通関が容易で自由貿易エリア)
  • 終着点: 中国深圳・華強北の「フェイヤンタイムズビル」🕌

このビルは「盗難iPhoneのビル」として知られ、闇市場でiPhoneが売買されています。

💻 取引の仕組み

1️⃣ 香港の業者がWhatsAppやWeChatで「iCloudロックあり」「IDあり」と記載して取引。
2️⃣ 小売業者が入札で端末を獲得し、手荷物や密輸業者を通じて深圳へ輸送。
3️⃣ フェイヤンビル上階で端末が販売され、バイヤーがまとめ買い📱💰。

アメリカモデルは関税が低いため、パキスタンやリビアの業者にも人気です。通信機能が使えなくても、カメラやWi-Fi、ゲーム用として利用されることがあります🎮📸。

端末がパスコードでロックされていたり、iCloudで遠隔ロックされていたりする場合は転売が難しくなりますが、その場合は部品として分解されて販売されます。フェイヤンビルの2階には部品専門の業者が軒を連ねており、スクリーンや基板、チップなどを買い取っています。部品一つひとつに需要があるため、スマートフォン全体としては使用不能でも、分解して販売することで一定の利益が得られる仕組みになっているそうです。一部の盗難被害者からは、端末をロックしたままにしておくと何者かから「iCloudロックを外してほしい」と依頼されたり脅迫されたりするケースも報告されています。犯罪者側は必ずしもロックを強制的に解除する手段を持っているわけではありませんが、端末を販売したり部品化したりすることで利益を得るルートが確立されているとのこと。欧米の街頭で盗まれたスマートフォンが香港を経由して深圳の市場で売られ、世界各地へ再流通していくという国際的な供給ルートは確実に存在しており、フェイヤンタイムズビルは、その終着点の一つとして機能していると言えます。

🔧 ロック端末は「部品」として流通

パスコードやiCloudロックで使用不可の端末は分解され、部品として販売されます。
フェイヤンビル2階にはスクリーン、基板、チップなどを買い取る業者が集結しています🔩。

中には、ロックした端末の所有者に「ロックを解除して」と依頼や脅迫が届くケースも報告されています📨😨。


📌 まとめ

  • 📱 欧米で盗まれたiPhoneは香港経由で深圳に流入。
  • 📦 フェイヤンタイムズビルで販売、さらに世界中に再流通。
  • 🔧 ロック端末は分解され部品として販売。
  • 🚨 香港警察は「必要に応じて適切な措置を講じる」と発表。
タイトルとURLをコピーしました