アメリカ司法省、GoogleにChrome売却を要求 ⚖️
Firefox開発元Mozilla「小規模ブラウザが潰れる」と反論 🦊
アメリカ司法省(DOJ)が、Googleの検索市場独占を防ぐため、Googleにウェブブラウザ Chromeの売却 などを求める是正策を提案しました。これに対し、ブラウザ市場の競争を守る立場にあるはずの Mozilla(Firefox開発元) が、意外にもGoogleを擁護する姿勢を示しています。
📌 この記事のポイント
- DOJがGoogleに Chromeの売却と検索契約の禁止 を要求
- Mozillaは「小規模ブラウザが存続の危機に瀕する」と反論
- Firefoxの収益源である検索契約が失われるリスク
- ブラウザ市場の競争が逆に阻害される可能性
Mozillaの見解や業界への影響を詳しく解説していきます。

🔍 DOJの提案とは?
2020年、DOJと11州の司法長官は、Googleが検索市場と検索広告市場で 反競争的で独占的な行為 を行っているとして訴訟を起こしました。
その後、2024年8月 にコロンビア特別区連邦地方裁判所のメータ判事が「Googleの行為は独占にあたる」と判決を下しました。
DOJが新たに提出した 是正策案(2025年3月第2週) では、以下の点が求められています。
🛑 DOJの主な提案
1️⃣ Googleは Chromeを売却 しなければならない
2️⃣ 検索契約(Google検索をデフォルトにすることで金銭を支払う契約)の禁止
しかし、Googleは「Chromeを売却すると 国家安全保障に影響を及ぼす」と反論しています。

🦊 Mozillaの懸念とは?
Firefoxを開発するMozillaは、DOJの是正策案に 強く反対 しています。その理由は、独立系ブラウザの存続が危ぶまれるから です。
🔴 Mozillaの主張
✅ 検索契約の禁止は小規模ブラウザを直撃
- FirefoxはGoogleとの検索契約による収益が 大部分を占める
- 収益が失われると 開発資金の確保が困難に
✅ 競争を促進するはずが、逆効果になる
- AppleやMicrosoftは検索収益に依存していないため、影響が少ない
- Mozillaのような独立系ブラウザだけが打撃を受ける
✅ 検索市場の問題は解決しない
- そもそも独立系ブラウザの検索シェアは 1.15%しかない
- 検索契約を禁止しても、Googleの 検索市場支配 は変わらない
🛑 このままでは、結果的にApple・Microsoft・Googleの3強がさらに有利になるだけ!

さらに、Googleとの検索契約から多額の収益を生み出しているMozillaは、「DOJの是正策案が施行されるとMozillaの収益源が危険にさらされ、Mozillaの将来が危うくなる」と主張しています。Firefoxを開発するMozillaがGoogleの独禁法訴訟でGoogleの各種事業が破壊されると運営資金がピンチになると訴える – GIGAZINE

⚙️ ブラウザエンジンの競争も危機に?
Mozillaは、DOJの是正策が 「ブラウザエンジンの競争」を考慮していない と指摘しています。
🔹 現在の主要ブラウザエンジン
- Google → Chromium 🟢
- Apple → WebKit 🍏(Appleデバイス専用)
- Mozilla → Gecko 🦊(唯一の独立系エンジン)
もしMozillaがGeckoの開発資金を確保できなくなれば、クロスプラットフォームの独立系エンジンは消滅。
📌 つまり…
❌ Microsoftはすでに 独自エンジンを放棄(2019年)
❌ Operaも 独自エンジンを廃止(2013年)
❌ Mozillaが撤退すれば、Google Chromiumが事実上の独占に!
Mozillaのサーマン社長は、「これは Firefoxだけの問題ではない。オープンで独立したウェブが 終焉 する危機だ」と警鐘を鳴らしています。

🌎 Firefoxの役割とユーザーへの影響
Firefoxは プライバシー保護 に優れたブラウザとして、多くのユーザーに支持されています。
📊 Firefoxの利用者数
- アメリカ:2,700万人の月間アクティブユーザー(MAU)
- 世界:2億500万人近くのMAU
もしDOJの是正策が実行されると、Firefoxの存続が難しくなり、ウェブの多様性が失われる 可能性があります。
サーマン社長は、「私たちは 利益のためではなく、ウェブの未来のためにブラウザを開発している」と語っています。
🏛️ 今後の展開は?
DOJとGoogleの 公聴会 が開かれ、最終的な是正策は 2025年夏 に決定される予定です。
Mozillaは引き続き「是正策案の見直し」を求めていますが、Googleの支配力を抑制しつつ、小規模ブラウザを保護するバランスの取れた解決策 が必要になりそうです。
💡 あなたはどう思いますか?
- Googleの検索独占を防ぐべき?
- それともMozillaの主張が正しい?
コメント