仮想通貨業界で「信じがたい闇」が露呈──2024年に欧州を中心に、仮想通貨インフルエンサーや企業関係者を狙った 誘拐事件 が多発しました。その中には、身代金交渉の過程で 被害者の指が切断される という衝撃的なケースも含まれています。
🔗 Severed Fingers and ‘Wrench Attacks’ Rattle the Crypto Elite – WSJ
🔗 French police investigate spate of cryptocurrency millionaire kidnappings | The Guardian

🕵️♂️ 衝撃的な事件の詳細
2025年1月、仏 Ledger 社の共同創業者 デビッド・バーランド氏 とその妻が誘拐されました。身代金要求はなんと 1000万ユーロ(約16億2000万円)。犯人はバーランド氏の指を切断し、その動画を警察に送りつけました。幸い、バーランド氏と妻は無事救出されました。
さらに2025年5月、フランスで仮想通貨マーケティング会社を経営する男性と息子が誘拐され、男性は指を1本切断された状態で発見。警察は「救出が遅れれば、さらなる切断が行われた可能性があった」と述べました。

🌍 世界中に拡大する脅威
仮想通貨インフルエンサーや富豪がターゲットとなる誘拐事件は、フランスだけではありません。
- 🇧🇪 ベルギー:SNSで仮想通貨関連投稿をしていたインフルエンサーの妻が誘拐
- 🇪🇸 スペイン:イギリス人が他のイギリス人3人に誘拐され、仮想通貨で身代金を要求される
- 🇺🇸 アメリカ:ギャングが仮想通貨を大量保有していると見られる人物宅に侵入
被害者の多くは「仮想通貨業界に関わる人物」または「SNS上で富を誇示していたインフルエンサー」です。

💰 背景にあるのは「価格急騰」と「オフライン保管」
2024年から仮想通貨価格は急騰し、オンラインでのハッキング対策として投資家が資産を オフラインのデバイス に保管する傾向が強まりました。しかし、それが逆に「本人を狙う」という新たな犯罪の温床に。
🗨️ セキュリティ企業 Casa の ジェイムソン・ロップ氏:
「多くの人が自宅に仮想通貨を保管するようになりました。特に有名人であれば、物理的な攻撃のリスクが現実問題となっています。」
🔒 Coinbaseハッキング事件が誘拐リスクを増大?
2025年5月にはCoinbaseがハッキング被害を公表。最大 9万7000人の顧客情報 が流出したことで、悪意ある第三者が「資産保有者」を特定・標的化しやすくなり、リスクが高まったと ウォール・ストリート・ジャーナル は指摘しています。
💡 まとめ:仮想通貨の「オフライン保管」は安全とは限らない
仮想通貨はオンラインハッキング対策を講じても、オフラインでの保管が新たなリスクを生み出しています。特に富を誇示するインフルエンサーや企業関係者は、物理的な攻撃にも備えなければなりません。
📢 「仮想通貨=自由と匿名性」だけでなく、そのリスクを常に意識しよう!