オンライン決済大手のPayPalは、2025年7月28日(月)に新たな決済サービス「Pay With Crypto」を正式発表しました。このサービスは100種類以上の仮想通貨に対応し、国際的なクレジットカード決済と比べて取引手数料を最大90％削減できるとしています。さらに、決済は瞬時に処理され、加盟店や消費者にとって大きな利便性をもたらします。
PayPalの新サービスが注目される理由は以下の通りです👇
- ✅ 取引コストを最大90％削減
- ✅ 決済は即時処理（従来の数日→数秒に短縮）
- ✅ 100種類以上の仮想通貨に対応
- ✅ CoinbaseやMetaMaskなど主要ウォレットも利用可能
- ✅ 資金は自動で法定通貨またはPayPalのステーブルコインPYUSDに変換
中小企業にとっての大きなメリット 💡
PayPalマーチャントプラットフォーム担当ゼネラルマネージャーのフランク・ケラー氏は次のように説明しています。
「海外からの購入者が支払う場合、通常の決済では手数料が10％を超えることもあり、さらに入金まで数日かかることが多い。しかし『Pay With Crypto』ではわずか0.99％の手数料で、即時決済が可能になる。」
つまり、中小企業や個人事業主でも、低コストかつ即時の国際決済を利用でき、グローバル市場にスムーズに参入できるのです。
CEOが語る「未来の国際取引」 🌍
PayPalのアレックス・クリス社長兼CEOは、次のようにコメントしています。
「あらゆる規模の企業が直面しているのは、国際決済のコスト増大や複雑なシステム統合といった課題です。『Pay With Crypto』はその障壁を取り除きます。例えば、グアテマラの買い物客がオクラホマシティの業者から商品を購入する場面を想像してください。PayPalのオープンプラットフォームを利用すれば、仮想通貨決済で即座に資金が移動し、利益率を改善できるのです。」
さらに、PayPalのステーブルコイン PYUSD を利用することで、保有資産が年利4％で増加する仕組みも提供されています。
PayPal Worldとの連携で国際決済がさらに進化 ✈️
「Pay With Crypto」の発表に先立ち、PayPalは2025年7月23日に「PayPal World」というグローバルプラットフォームを発表していました。
このプラットフォームの特徴は以下の通りです：
- 🌐 世界の主要な決済システム・デジタルウォレットを統合
- 💳 海外旅行中でも普段の決済アプリをそのまま利用可能
- 📉 国際送金の高額手数料や複雑な手続きを解消
- 🛒 事業者は追加開発なしで新しい決済手段を導入可能
初期パートナーには、**PayPal、Venmo、Mercado Pago、UPI（インド）、Tenpay Global（中国）**などが参加。これにより、20億人以上の利用者にリーチできるとされています。
PayPal Worldは2025年秋から提供開始予定で、Pay With Cryptoとの組み合わせにより、「低コスト」「即時」「グローバル」な決済環境が一気に加速すると見られます。
今後の影響と展望 🔮
PayPalの新サービスは、以下のような影響を及ぼす可能性があります。
- 国際取引のコスト削減により、中小企業の海外展開が容易に
- 仮想通貨の利用拡大で、消費者にとって選択肢が増加
- 競合サービスとの競争激化（例：Stripe、Squareなど）
- 仮想通貨の一般化に拍車をかけ、主流決済手段としての地位を強化
決済市場は今後数年で大きな変革期を迎える可能性が高く、PayPalの一手が業界全体のスタンダードを変える可能性すらあります。
まとめ 📝
PayPalが発表した「Pay With Crypto」は、
- 最大90％のコスト削減
- 即時処理
- 100種類以上の仮想通貨対応
という圧倒的な強みを備えています。
さらに「PayPal World」との連携により、国際決済の壁を取り払い、20億人以上のユーザー市場を開放する可能性があります。
仮想通貨が「投資対象」から「日常の決済手段」へと進化する大きな転換点として、PayPalの挑戦は今後も注目を集めそうです。
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