💔 「DELETE FROM users WHERE location = ‘IRAN’;」──イラン人エンジニアが語る“消される存在”の現実

💔 「DELETE FROM users WHERE location = ‘IRAN’;」──イラン人エンジニアが語る“消される存在”の現実 #news
イラン出身のソフトウェアエンジニア、アヴェストゥーラ(Avestura)氏が、 自らの実体験をGitHub上で公開しました。

DELETE FROM users WHERE location = ‘IRAN’;
――これはSQL文のようでいて、現実の比喩でもあります。

イラン出身のソフトウェアエンジニア、アヴェストゥーラ(Avestura)氏が、
自らの実体験をGitHub上で公開しました。

それは「開発者」としての才能や努力ではなく、
“国籍”によってアカウントを削除され、声を奪われる現実を描いた衝撃的な告白です。

📄 出典:delete-from-users-where-location-iran.md · GitHub

🧑‍💻 「EyesGuard」を消された日──Microsoftからの突然の削除通知

アヴェストゥーラ氏は学生時代、
**「EyesGuard」**という目の健康を守るためのオープンソースアプリを開発し、
Microsoft Storeで公開していました。

しかし、ある日突然、そのアプリも開発者ページも、
ユーザーから寄せられた全てのコメントや評価までも消滅。

問い合わせても、サポートからの返信はゼロ。
まるで「初めから存在しなかった」かのように扱われたといいます。

💬 「努力も情熱も、一瞬で“国籍”によって削除された。」

この出来事が、アヴェストゥーラ氏の長い闘いの始まりでした。


🧾 Notionが“国ごと削除”した日──「あなたのデータは消去されます」

次に彼を襲ったのは、Notionによるアカウント全削除

イラン在住のユーザーは、
「経済制裁対象地域に該当する」としてデータが完全に消去され、
永久凍結されたのです。

サポートからは冷たいテンプレート返信。

「キューバ、イラン、北朝鮮、シリアのユーザーは
制裁ガイドラインに基づきサービスを利用できません。」

努力や善意、そして開発者としての貢献も関係なく、
“国名だけ”で存在を否定される仕組みがそこにはありました。

🌐 「あなたのIPはブロックされています」──VPNを切った瞬間に現れた差別的メッセージ

ある日、VPNを切って個人ブログにアクセスしたアヴェストゥーラ氏。
しかし画面に表示されたのは記事ではなく、冷酷な一文でした。

🚫 「イランのIPアドレスはブロックされています。
ロシアにドローンを供給し民間人を殺害するという
あなたの決断によるものです。」

彼はその瞬間、「一人の開発者」ではなく「国の象徴」として罰せられていることを悟りました。
たとえその国の政策に反対していても、
個人としての立場は無視されるのです。

🧩 GitLab、AWS、Coursera…次々と閉ざされる“技術の扉”

イランからのアクセスは、MicrosoftやNotionだけではありません。

  • GitLab(GCP移行後、イランIPを全面ブロック)
  • AWS / GCP / Azure
  • Coursera・Udemy(オンライン教育)
  • Stripe・PayPal(支払いサービス)

これらのグローバルな開発・教育・決済プラットフォーム
「制裁」という名のもとに次々とシャットアウトされているのです。

一時期、GitHubも同様にアクセス制限を行いましたが、
後にアメリカ政府から正式なライセンスを取得し、
**「すべての開発者は国籍に関係なく自由であるべき」**として制限を緩和しました。

⚖️ 「制裁」は国家を狙い、結果的に市民を傷つける

アヴェストゥーラ氏は、イラン政府や体制を擁護する立場ではありません。

「私はイラン・イスラム共和国の行動を支持していません。
むしろ、その体制に苦しめられているのは私たち国民です。

彼は何度も、「ロシア支援の決定は国民の意思ではない」と強調します。
にもかかわらず、制裁の矛先は開発者や学生などの**“一般市民”**に向けられています。

💬 「私の友人は、抗議活動に参加したことで政権の手先に銃を突きつけられた。
それでも彼女は自由を諦めていません。」

こうした現実は、ニュースで報じられる“政治的制裁”の裏で、
日々、無数の人々の教育・仕事・夢を奪っているのです。


💡 「もし自分がif文を書く立場なら」──エンジニアとしての良心

アヴェストゥーラ氏の文章の中で最も印象的な一節があります。

🧠 「もしある日、法律によって特定の集団を
サービスから排除せざるを得ない立場になったとしたら、
私はif文を書く前に二度考え直すでしょう。
そして、もっと共感を持とうとします。」

“制裁”や“国際ルール”の背後には、
常に人間がいて、コードを書く手がある――。

彼は開発者としての良心を、シンプルなプログラムの文法に重ねて訴えます。


🕊️ 「イラン人こそが最初の犠牲者」──抑圧の中でも続く希望

「イランを支配する体制は、国民を代表していない。
私たちが望むのは、自由と尊厳、そして再び世界とつながることです。」

アヴェストゥーラ氏は、制裁解除を求めているわけではありません。
むしろ、「体制からの解放こそが制裁の本来の目的であるべきだ」と語ります。

その言葉の裏には、“技術で世界を変えたい”という希望が息づいています。


🌍 まとめ:コードの向こうに「人間」がいることを忘れないで

アヴェストゥーラ氏の告白は、単なる技術的な体験談ではなく、
**“国と個人の間に横たわる見えない壁”**を描いた証言です。

AI、クラウド、リモートワークが進む現代において、
「国境を超える技術の自由」が脅かされている今、
私たち開発者や企業が問われているのは、倫理と共感のコード設計なのかもしれません。

💬 「画面の向こうの人々こそ、私のテーブルの数行よりも重要です。」

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