国際研究で明らかになった「脳年齢が若返る」驚きのメカニズム
音楽・ダンス・絵画・ゲームなどのクリエイティブな活動は、
「楽しい」「幸福感が高まる」だけでなく、
脳の老化を遅らせる可能性があることが、13カ国・1400人を対象とした国際研究で明らかになりました。
研究成果は、Nature Communications掲載の論文
「Creative experiences and brain clocks」
で報告されています。

🧪創造性は脳の健康にどう影響するのか?
「クリエイティブ体験で脳年齢が若返るのか?」という疑問から研究がスタート
研究を率いたのは、
チリ・アドルフォ・イバニェス大学「ラテンアメリカ脳健康研究所」の博士研究員
カルロス・コロネル氏。
彼らは次のような疑問を持っていました。
「芸術は抽象的すぎて、生物学的な変化を起こすのか?」
「運動が体の健康に良いように、創造性は脳の老化を遅くするのか?」
この問いに答えるため、各国から
- タンゴダンサー
- ミュージシャン
- ビジュアルアーティスト
- ゲーマー
など創造的活動の熟練者を集め、
同じ属性(年齢・性別・学歴)を持つ非熟練者と比較しました。

🧠脳波と脳磁図でリアルタイムの脳活動を測定
「脳時計(Brain Clock)」で“生物学的な脳年齢”を推定
研究チームは、脳磁図(MEG)と脳波計(EEG)で被験者の脳を測定し、
AIによる機械学習で「脳の生物学的年齢」を推定する**脳時計(Brain Clock)**を構築しました。
- 実年齢より脳時計が若い → 脳が若々しい
- 老けている → 脳の老化が進んでいる
さらに研究チームは、
脳の詳細な仕組みを物理法則からシミュレートした
「デジタル脳」モデルを作成し、
創造性が脳に与える生物学的メカニズムを解析しました。

💃すべての創造的活動で「脳年齢が若い」結果に
タンゴダンサーは7歳以上若い脳、ゲーマーでも4歳若返り
評価の結果、あらゆる分野で共通して
創造的活動に取り組む人ほど脳年齢が若い
という傾向が見られました。
分野別の脳年齢の若返りは以下の通りです👇
- 💃 タンゴダンサー:実年齢より7歳以上若い
- 🎼 ミュージシャン:5~6歳若い
- 🎨 ビジュアルアーティスト:5~6歳若い
- 🎮 ゲーマー:約4歳若い
興味深いのは、これは単なる相関ではなく、
短期間の創造的トレーニングでも脳が若返る可能性が示された点です。

🎮短期間の創造的学習でも脳が若返る
わずか30時間のゲーム訓練でも脳年齢が2~3歳若返り
研究チームはさらに、非熟練者に
リアルタイム戦略ゲーム「StarCraft II」を30時間プレイしてもらう実験を実施。
その結果……
🧠 脳年齢が2~3歳若返った
という衝撃のデータが得られました。
つまり、
長年の経験がなくても、創造的な学習で脳は若返る
可能性があるということです。
🔍創造性は「脳の老化しやすい領域」を守る
脳内のコミュニケーション効率が向上する可能性
解析の結果、創造的な活動は以下のような効果を持つと考えられています。
- 老化の影響を受けやすい脳領域を保護
- 脳のネットワーク間のコミュニケーションを効率化
- 認知機能の維持に貢献
研究者は次のようにまとめています。
「創造性は文化的な現象ではなく、生物学的に脳の健康を支える要素である」
🌈まとめ:創造的な習慣が「脳のアンチエイジング」に
今回の国際研究により、
- ダンス
- 絵画
- 音楽
- ゲーム
などの創造的活動は、
脳の若々しさを保ち、老化の進行を遅らせる可能性が高い
ことが示されました。
創造性は単なる趣味ではなく、
**脳の健康を守るための“生物学的な投資”**とも言えます。
今日からできる小さな創造活動でも、
脳の未来を変えるかもしれません。
