米ロ首脳会談直前に激化する攻撃と外交の駆け引き
都市部を直撃したドローン攻撃
ロシア南西部ロストフ州の州都 ロストフ・ナ・ドヌ で、ウクライナのドローンが集合住宅に突入して爆発する瞬間が撮影されました。
映像では、密集する都市の上空を飛行するドローンが建物に向かって降下し、衝突と同時に大爆発を起こす様子が確認できます。
地元当局によると、この攻撃で 少なくとも13人が負傷(うち2人は重傷)。複数の住宅が損傷し、負傷者は病院へ搬送されました。

ロシア国防省とウクライナ空軍の発表 ✈️
ロシア国防省は、8月14日午前(モスクワ時間)に ウクライナのドローン8機を撃墜 したと発表。
- 7機はベルゴロド州上空
- 1機はクルスク州上空
一方、ウクライナ空軍は同日夜に ロシアのドローン24機を撃墜 したと報告。
ロシア側は合計 45機のドローンと2発のミサイル を発射し、国境に近い スームィやハルキウ では誘導爆弾による攻撃も確認されています。
米ロ首脳会談を控える中での緊張 🌍
この攻撃は、ドナルド・トランプ米大統領とウラジーミル・プーチン露大統領によるアラスカでの首脳会談 を前に発生。
両首脳は会談で ウクライナ戦争の即時停戦合意の可能性 について議論するとみられ、国際的な注目が集まっています。
一方で、ウクライナと欧州側には懸念も。
👉 「米ロが二国間で停戦を決めれば、自国の利益が置き去りにされるのではないか」
侵攻開始から4年が経過し、ウクライナと欧州の安全保障が損なわれる恐れ が指摘されています。
ゼレンスキー大統領の外交アピール🇬🇧🇩🇪
ウクライナの ウォロディミル・ゼレンスキー大統領 は8月14日、ロンドンを訪問し キア・スターマー英首相 と会談。
- 首相官邸前で抱擁を交わす
- 会談後も再び抱擁し、連帯を強調
その前日にはベルリンで、トランプや欧州首脳とのオンライン会談に参加。
トランプは「プーチンとの会談では停戦実現を最優先にする」と約束しましたが、欧州側はロシア寄りの結論を懸念 しています。
背景にある“ドローン戦争”の激化 🚀
近年のロシア・ウクライナ戦争では、ドローン攻撃が戦局を大きく左右しています。
- 戦車への自爆攻撃
- 攻撃ヘリ「Ka-52」への突撃
- 格納庫や前線拠点への精密攻撃
こうしたドローン戦術は 安価で効果的 な兵器として拡大しており、都市部にまで被害が及んでいます。
まとめ ✨
- ロストフ・ナ・ドヌで ウクライナのドローンが集合住宅に突撃、13人負傷
- ロシア・ウクライナ双方が 大規模な無人機攻撃と迎撃 を報告
- 米ロ首脳会談を前に、戦闘はむしろ激化
- ゼレンスキーは欧州で外交を展開し、支援継続を確認
- ただし「米ロ主導の停戦」による ウクライナ置き去り懸念 が強まる
都市部での攻撃映像は、戦争が泥沼化する現実と外交の緊迫感 を浮き彫りにしています。🕊️