2025年3月、深海のミステリーがまたひとつ解き明かされました。
かつては神話のような存在だった巨大イカ「ダイオウホウズキイカ」が、生きたまま深海を泳ぐ様子を 史上初めて撮影 されたのです🎥🌊

📍ダイオウホウズキイカとは?
- 学名:Mesonychoteuthis hamiltoni
- 通称:コロッサル・スクイッド(Colossal Squid)
- 生息地:南極海の深海
- 成体サイズ:全長7メートル以上、体重550kg以上とも
- 特徴:直径25cmにもなる巨大な目を持つ、地球最大級の頭足類
このイカは1925年に初めて標本として記録されましたが、これまで目撃情報はほとんどなく、生態のほとんどが謎に包まれていました。

📹初の撮影成功!SuBastianが捉えた奇跡の瞬間
今回の撮影に成功したのは、海洋探査を行う シュミット海洋研究所。
彼らが開発した無人潜水機「SuBastian(スバスチャン)」が、2025年3月9日に サウスサンドイッチ諸島沖の水深約600メートルで生きたダイオウホウズキイカを捉えました✨
この個体はまだ子どもで、体長は約30cmと小さいものの、泳ぐ様子がしっかりと確認されました。

🧠専門家も大興奮「100年越しの悲願」
検証に協力したオークランド工科大学の頭足類専門家、キャット・ボルスタッド博士は次のように語ります:
「この100年間、我々がダイオウホウズキイカに接する機会は、もっぱらクジラの胃の中や捕食後の残骸だけでした。生きた個体を観察できたのは、私の研究人生で最も興奮した出来事のひとつです。」

🌊なぜ深海探査は重要なのか?
アメリカ海洋大気庁(NOAA)によると、海洋無脊椎動物は地上の生物よりも 新薬開発に役立つ化合物(抗がん剤・抗生物質など)を多く生産するとされています。
NOAAの探査チームリーダー、デレク・サワーズ氏は語ります:
「深海に出るたびに、私たちは何かしら新しい発見をします。そこには、まだ誰も知らない命が息づいています。」
🧬深海にはまだまだ未知が広がっている
ダイオウホウズキイカ以外にも、近年は次のような深海生物の貴重な映像が続々と公開されています。
- 🦑【超深海で生きたイカを初発見】
- 🐟【悪魔のような深海魚「ブラックシーデビル」の撮影に成功】
- 🌌【第二次世界大戦中の駆逐艦の残骸と未知の生物の発見】
👉こうした映像は、私たちがどれだけ地球のことを知らないかを思い知らせてくれます。
📝まとめ:今後も注目される深海探査
今回の発見は、「地球最後のフロンティア」とも言われる深海の謎に迫る大きな一歩です。
💡まだ子どものダイオウホウズキイカを発見したことで、今後は 成体の観察や生態解明 にも期待がかかります。
🔍探査機「SuBastian」が次に何を見つけるのか――
深海の未来に、目が離せません。