🌾「玄米にヒ素が多い」は本当?でも食べるべき理由がある!

🌾「玄米にヒ素が多い」は本当?でも食べるべき理由がある! #ニュース・社会・コラム
最近の研究で「玄米には白米よりヒ素が多い」と報告され、不安を感じている人もいるかもしれません。でも、実はそこまで心配する必要はありません。🌿

最近の研究で「玄米には白米よりヒ素が多い」と報告され、不安を感じている人もいるかもしれません。でも、実はそこまで心配する必要はありません。🌿

英国ノーサンブリア大学の栄養学准教授イアン・ブラウニー氏が、玄米とヒ素にまつわる正しい知識と健康的な視点を解説しています。

☢️ 玄米に含まれるヒ素の正体とは?

確かに、玄米には白米より多くのヒ素(特に無機ヒ素)が含まれています。これはぬか部分にヒ素が多く蓄積されるためで、精製された白米よりも残存量が多くなります。

しかし、ここで重要なのは **「量が毒を作る」**という毒性学の基本原則。
つまり、微量であれば人体に害を与えるレベルではないのです。

🧪 ブラウニー氏いわく:
「自然界に存在するヒ素は多くの食品に含まれていますが、問題になるのは摂取量。玄米に含まれるヒ素の量は安全基準を大きく下回っています」

🥗 健康の敵は「全粒穀物不足」

実は、ヒ素よりもはるかに深刻なのは、**現代人の「全粒穀物不足」**です。

  • 🌾 全粒穀物(玄米・全粒粉パンなど)は、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富
  • 🍞 精製された白米・白パンより、血糖値上昇が穏やかで満腹感が持続
  • ❤️ 心疾患や糖尿病、肥満のリスク低減にも効果的

🌍 世界中で年間2000万人が心血管疾患で亡くなっていますが、
**食生活の要因のひとつが「全粒穀物の不足」**なのです。

🔄 「玄米=危険」ではなく「バランスを」

確かに「ヒ素」と聞くと不安を感じるかもしれませんが、それを理由に玄米を完全に避ける方が健康リスクにつながる可能性もあります。

どうしても気になる人は…

  • 🌾 他の全粒穀物(全粒粉のパンやオートミールなど)を取り入れる
  • 💧 玄米を炊く前にしっかり洗い、水に数時間浸す(ヒ素の除去効果あり)

しかしブラウニー氏は、玄米に含まれるヒ素について人々が心配する必要はないと主張しています。ブラウニー氏は、「この問題を理解するには、『容量が毒性を作り出す』という毒物学の古い原則を思い出すことが役に立ちます。言い換えれば、有害な物質も低用量であれば無害に、あるいは有益にさえなるということです」と述べています。

確かにヒ素はよく知られている毒物ですが、これは土壌や水の中に最初から存在する物質でもあり、米を含む多くの食品中に自然に含まれている可能性があるとのこと。新しい研究で示された玄米に含まれるヒ素の量も、人間の健康にリスクを及ぼすとされる基準をはるかに下回っています。

ブラウニー氏は、「農薬・防腐剤・微量金属などの言葉は、どれも文脈から外れると恐ろしいもののように聞こえるかもしれません。しかし、ほとんどの人にとって健康上のリスクは、食品に含まれる微小な量からではなく、日常的な選択から来るものです」と述べ、玄米を食べることでヒ素中毒になる可能性は低いと説明しました。また、玄米などの食品中に含まれるヒ素について心配するだけでなく、「玄米を食べないことのデメリット」についても検討する必要があります。イギリスのような先進国で、国の健康的な食事ガイドラインに従った食生活を送っている人は非常に少なく、ほとんどの人は十分な果物・野菜・全粒穀物を食べていません。全粒穀物とは、果皮や胚芽などを含むぬかを除去していない穀物や、それを用いた製品全般を指す言葉であり、米のぬかが付いたままである玄米も全粒穀物の一種です。つまり、もし白米の代わりに玄米を食べる選択肢があるのであれば、玄米を食べることで不足しがちな全粒穀物を補えるというわけです。

📝 まとめ:安心して玄米を食べよう!

✅ ヒ素は自然に存在する微量なもの。
✅ 玄米を普通に食べる分には健康リスクはない。
✅ むしろ、全粒穀物としての健康効果の方が大きい!💪

🧑‍⚕️ ブラウニー氏のアドバイス:
「自分の食生活を見直し、少しでも全粒穀物や野菜を取り入れることから始めてみましょう」

🍚 健康的な食生活への一歩として、今日から「玄米生活」始めてみませんか?

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