🌍 SNS・出会い系アプリ・民泊が人身売買の温床に?未成年の性搾取に悪用されるFacebook・Tinder・Airbnbの実態
Facebook、Tinder、Airbnb──一見すると便利で健全なサービスが、未成年の性売買や人身売買に悪用されている実態をご存知でしょうか?
国際的なニュースメディア「Bloomberg」の調査報道が、南米コロンビアにおけるテクノロジーと児童搾取の深刻な関係を明らかにしました。

🇨🇴 被害が集中するのはコロンビア──2023年だけで2500人以上の未成年が犠牲に
コロンビアは、FacebookやTinder、Airbnbといったアプリが急成長している地域のひとつです。
しかしその裏では、外国人観光客や犯罪組織が、未成年の少女・少年を性目的で搾取する動きが加速しているのです。
📊 主な数字と実態
- 👧 2023年だけで被害児童は2500人超
- 👮♂️ 児童搾取容疑で外国人12人逮捕
- 🏘️ Airbnbに掲載された150件以上の施設が削除
- 🔫 コカイン密売に加え、売春も“収入源”にするギャングが急増

👥 Facebookが“ターゲット探し”のプラットフォームに
Facebookでは、未成年の少女と外国人男性をつなぐネットワークが構築されており、次のような手口でターゲットが探されます:
- 👨🦰 大人が少女を誘惑し、さらに別の少女を紹介させる
- 🔍 「知り合いかも」機能が交友関係をたどるヒントになる
- 📩 MessengerやWhatsAppといった暗号化メッセージアプリでやり取り
🔐 Metaは、2024年に5,000万件以上の児童搾取コンテンツを削除しましたが、それでも対策は完全ではありません。

🔥 Tinder×Airbnb=“現代の売買春ルート”?
出会い系アプリTinderで始まったやり取りが、WhatsAppに移行して、
最終的にはAirbnbで借りた民泊に少女を誘導するという流れが確認されています。
💬 実際の手口:
- Tinderで外国人観光客とマッチ
- チャットがWhatsAppに移動
- 過激な写真のやり取りで信頼関係を演出
- Airbnbで手配した部屋に誘導され、売春を強要
これらのアプリは暗号化やプライバシー強化を謳っていますが、結果として身元確認が甘く、犯罪者にとっては都合がいい環境になっています。

💰 貧困と搾取──ユニセフが指摘する“構造的リスク”
ユニセフの報告によると、コロンビアの子どもたちの52.3%が金銭的貧困を経験しています。
そのため、Bloombergは以下のように警鐘を鳴らします:
💬「金銭を渡すためにセックスを要求するという申し出は、子どもたちにとって魅力的に映る可能性がある」
つまり、生活のために“売られてしまう”少女・少年が後を絶たないのです。
⚠️ 売春だけじゃない、犯罪への関与も
ギャングに関わった少女たちは、売春以外にも様々な犯罪に加担させられています。
- 💸 売春を装って成人男性を呼び出し、強盗・薬物による昏倒→金品の奪取
- 🧪 鎮静剤を使用した昏睡強盗
- 💀 最悪の場合は殺人事件に発展
米国大使館によると、2024年初頭、わずか2ヶ月でメデジンで8人のアメリカ市民が殺害されているという報告もあります。
🚨 Airbnbや治安当局の対応
Airbnbは、性売買に関与した疑いのある施設を150件以上削除。
また、コロンビア当局は2024年、違法行為が報告された77施設を営業停止処分にしました。
メデジンの治安長官、マヌエル・ヴィラ・メヒア氏はこう語ります:
「性的搾取の背後にあるのは“ビジネス”です。
麻薬、武器、そして今では“人間”も売れるとギャングは知ってしまったのです。」
🧩 なぜ対策が難しいのか?
- 📱 SNSやアプリはグローバルに展開しており、国をまたいだ規制が困難
- 🔒 暗号化されたチャット機能が**“見えない犯罪”を助長**
- 🆔 多くのアプリが身元確認を十分に行っていない
その結果、未成年を守るための法整備・運用が、現実のスピードに追いついていないのです。
📝 まとめ:あなたの使っているアプリが、誰かの人生を壊しているかもしれない
私たちが普段何気なく使っているSNSやアプリが、未成年の少女や少年をターゲットにする犯罪のツールとして使われているという事実。
それは遠い国の話ではなく、インターネットがつなぐ“すぐ隣”の現実です。
企業には、もっと厳しい対応と責任が求められています。そして私たち一人ひとりにも、この問題に無関心でいないことが問われているのです。
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